仏兵士、中央アフリカで児童性的虐待か 政府が調査
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【4月30日 AFP】フランス政府は29日、中央アフリカ共和国に派遣された仏平和維持部隊の兵士らが地元の子どもたちを性的に虐待した疑いが浮上し、当局が調査を開始したことを明らかにした。英紙ガーディアン(Guardian)は、被害者には9歳の子どもも含まれ、うち何人かは食糧や金と引き換えに性的暴行を受けたと報じている。
仏国防省は声明で、同国政府が「昨年7月末に国連(UN)人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報告を受け、子どもたちが仏兵士から性的虐待を受けたと話していることを把握した」と発表。仏検察当局がその直後から調査に着手したとしている。
同省によれば、被害に遭ったと訴えているのは10人前後の子どもたち。首都バンギ(Bangui)の空港に近い国内避難民のための施設で、2013年12月から14年6月までの間に被害にあったとされる。(c)AFP/Thomas URBAIN