【4月27日 AFP】第35回ロンドン・マラソン(35th London Marathon)が26日、英ロンドン(London)で行われ、男子の部は優勝したエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)を筆頭に、ケニア勢が表彰台を独占した。

 男子5000メートル元世界王者のキプチョゲは、終盤に前回大会王者のウィルソン・キプサング(Wilson Kipsang、ケニア)、世界記録保持者のデニス・キメット(Dennis Kimetto、ケニア)を突き放し、2時間4分42秒でレースを制した。

 キプチョゲは2014年にロッテルダム・マラソン(2014 Rotterdam Marathon)とシカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon 2014)を制しており、自身の経歴にロンドン・マラソンのタイトルを加えた今大会を含め、これまでマラソン大会に5回出場し、4度の優勝を飾っている。

 キプチョゲは、「厳しいレースでしたが、練習の成果を出すことができたし、計画通りにレースを運ぶことができた」と語っている。

 一部の専門家は、キプサングとキメットがマラソンで初めて顔を合わせる今大会を「王者たちの激突」と評していた。それについてキプチョゲは、「誰もがキプサングとキメットのどちらかが勝つと思っていた」とコメントした。

 一方、キプサングは「キプチョゲについていこうと思っていたけれど、彼は私よりも多くの燃料を蓄えていた」とコメントしている。

  2014年に大会新記録(2時間4分29秒)を樹立したキプサングは、2時間4分47秒で優勝を逃したものの、前回大会でスタンレー・ビウォット(Stanley Biwott、ケニア)が記録した準優勝選手の歴代最高タイム(2時間4分55秒)を更新している。

 キメットは2時間5分50秒で3位に入り、ビウォットは4位だった。(c)AFP