不審船から2トンを超えるコカイン、英スコットランド沖
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【4月26日 AFP】英仏当局は26日、英当局が23日に英スコットランド(Scotland)沖を航行していた船舶から2トンを超えるコカインを押収し、麻薬違法取引の容疑で9人を拘束したと発表した。
仏税関当局の声明によると、「入手した情報を基に英海軍と英沿岸警備当局の艦艇2隻が、大量のコカインを積んでスコットランドの東の沖合約100キロの海上を航行していたタグボートを臨検した。積まれていたコカインは2トンを超えていた」という。
このタグボートはウクライナ企業が所有するマーシャル諸島船籍の「ハマル(Hamal)」で、全長35メートルだという。
英国家犯罪対策庁(National Crime Agency、NCA)によると拘束された9人は年齢が26~63歳で、27日にスコットランド・アバディーン(Aberdeen)の裁判所に出廷する予定だ。
仏税関当局は、このタグボートが今月中旬に欧州北部に向けてスペインのカナリア諸島(Canary Islands)から出航した後、英国から離れる通常とは異なる針路を取ったことを確認。南米から密輸したコカインをカナリア諸島で積み込んだ可能性があるとして警戒していた。(c)AFP