【4月26日 AFP】チリ当局は25日、約50年ぶりのカルブコ(Calbuco)火山の噴火による熱で高山の雪や氷が溶け、洪水が発生するリスクがあるとして、新たに3か所の住民2000人近くに避難命令を出した。これで避難者数の合計は6500人前後となった。

 同火山では22日以降大規模な噴火が2度発生した。火山灰や溶岩の噴出を受け、大勢の住民らは家屋や農場からの避難を余儀なくされている。火山灰は域内を広く覆っており、遠く離れたブエノスアイレス(Buenos Aires)でも航空便が欠航するなどの影響が出ている。(c)AFP