【4月26日 AFP】スペインメディアは25日、世界ロードレース選手権(WGP)王者のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)がトレーニング中に指を骨折し、第4戦スペインGPへの出場が微妙になったと伝えた。 

 ダートトラック走行中に転倒したマルケスは、左手の小指を骨折しており、直後にバルセロナ(Barcelona)の病院で手術を受けている。

 マルケスの手術を担当した執刀医は、地元紙アス(AS)に対し、「彼は左手の小指が変形した状態で病院に来ました。そして精密検査の結果、骨折と診断された」と語っている。

「ほかの患者と同じように、チタン製のプレートで指を固定した。これで24時間以内に機能回復が始まるので、ヘレス(Jerez)で開催されるスペインGPに出場できる可能性はある」

 開幕戦のカタールGPを5位で終えたマルケスは、第2戦のアメリカズGPでは優勝したものの、続く第3戦のアルゼンチンGPでは終盤の転倒でリタイアに終わり、現在は総合首位に立つモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)に30ポイント差の総合5位となっている。 

 マルケスが所属するレプソル・ホンダ(Repsol Honda)では、ダニ・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)も前腕に問題を抱えており、戦列を離れている。(c)AFP