【4月24日 AFP】フランス・リーグ1、エヴィアン・トノン・ガイヤールFC(Evian Thonon Gaillard FC)に所属するデンマーク人選手のFWニッキー・ビリー・ニールセン(Nicki Bille Nielsen)が23日、警察官に対する暴行により執行猶予が付いた懲役60日の判決を言い渡された。

 デンマークの公共放送DRは、2014年に女性警察官にかみついたとされるニールセンに対し、コペンハーゲン(Copenhagen)の裁判所がこの判決に加えて、80時間の社会奉仕活動を言い渡したと報じている。

 2014年春にコペンハーゲンで起きた警察官に対するニールセンのかみつき行為の事実認定では、3人の裁判官の意見が分かれた。

 27歳のニールセンは、駐輪場と駐車場の発券機を蹴ったとして逮捕されており、女性警察官はニールセンが逮捕に抵抗して腕をかんだと主張している。

 これに対し、2人の裁判官はかみつき行為を証明する十分な証拠があったと判断した。検察側は懲役60日を求めていた。

 2009年に交通違反で執行猶予付きの有罪判決が言い渡されているニールセンは、ノルウェーでプレーしていた2013年にはナイトクラブでのけんかの際、ガラスを割ってバーの店員につばを吐きかけたとして、罰金1276ドル(約15万円)の処分を受けている。

 なお、ニールセンは判決に対して控訴する可能性を否定していない。(c)AFP