【4月24日 AFP】アシュトン・カーター(Ashton Carter)米国防長官は23日、米国防総省の非機密扱いのコンピューターネットワークが、今年に入ってロシアのハッカー集団の侵入を受けていたことを明らかにした。

 米カリフォルニア(California)州スタンフォード大学(Stanford University)で行ったITとサイバーセキュリティーについての講演で発表した。カーター長官は、「われわれは直ちにセキュリティーの侵害を特定し、24時間以内に侵入者を追い詰めるよう危機対応チームに命じた」と語った。

 カーター長官は、「米国防総省の非機密扱いのネットワークを監視していたセンサーが今年、われわれのネットワークの一つにアクセスしているロシアのハッカーらを検知した」と語った。米国防総省がこのネットワーク活動を分析したところ、ロシアと関連づけられたため、直ちにハッカー集団をネットワークから追放したという。(c)AFP