「パックマニア」がフィリピンを席巻―メイウェザーとの世紀の一戦を控え
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【4月22日 AFP】フィリピンでは現在、ボクシングの英雄マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)の顔写真入りTシャツや人形、そして記念切手が売り出され、映画館では同選手の伝記映画が上映されるなど、数百万人が間近に迫った「世紀の一戦」に備えている。
パッキャオが無敗王者のフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)と対戦し、どちらが世代最強のボクサーなのかを決める試合を5月2日に控え、東南アジアに位置する人口約1億人のフィリピンでは、「パックマニア」と呼ばれる熱狂的なパッキャオファンが席巻している。
試合当日には、数百万人のフィリピン人がパックマン(パッキャオの愛称)のグッズに身を包みながら、生中継されるテレビスクリーンの前で英雄に声援を送るとみられる。
野球帽やTシャツのほかにも、パッキャオのサイン入りグローブが68ドル(約8000円)、さらにウォルト・ディズニー(Walt Disney Company)のキャラクター、ミッキーマウス(Mickey Mouse)と戦うビニール製の人形が565ドル(約6万7500円)で店頭に並び、飛ぶように売れているという。
政府機関もまた、パックマニアの熱狂に押し流されており、郵便局では今週、リングで戦うパッキャオの写真が印刷された記念切手を50万枚売り出す予定となっている。(c)AFP