バルセロナ・オープン控えるナダル、「正念場を迎える」
このニュースをシェア
【4月20日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、今週開幕するバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)で9度目の優勝を飾り、クレーでの圧倒的な強さを取り戻したいと意気込んでいる。
ナダルは、18日に行われたモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2015)の準決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)にストレート負けを喫したものの、故障明けのシーズンでようやく手応えをつかんだようだ。
「プラスになるような一週間だった。今季一番の出来だったね。バルセロナ(Barcelona)のタフな組み合わせでこの調子をキープできれば、最高の状態に戻ったと言える」
バルセロナ・オープンでは、前回覇者の錦織圭(Kei Nishikori)が第1シードとなっており、第2シードで参戦するナダルは、モンテカルロ(Monte Carlo)に続く好成績を残したいところだ。
28歳のナダルは、昨年大会(Barcelona Open Banc Sabadell 2014)の準々決勝でニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)に敗れた結果、同大会で11年ぶりとなる敗退を喫し、バルセロナでの連勝記録も41でストップした。
不安の残るクレーシーズンの幕開けを迎えたナダルだったが、5月に行われた全仏オープンテニス(French Open 2014)では、通算9度目の優勝を飾っている。
また、「クレーの王様」ことナダルは、シーズンの正念場に差しかかっていることを自覚している。
「僕を支えている最も重要なことは、テニスをプレーする上での正しいモチベーションだ。正しいモチベーションとは、毎日一生懸命練習し、正しい心構えでいることだ。そのおかげで、今週はこれまでより良いプレーができたんだよ」
「復帰してから頑張っているけど、まだ途中だ。シーズンの重要な節目に差しかかり、ここで100パーセントの状態に戻さなければいけない」
「シーズン序盤では、モンテカルロが復帰後一番の大会になった」