米空挺部隊、ウクライナ入り 警備隊訓練へ
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【4月17日 AFP】米陸軍は16日、約300人の米空挺(くうてい)部隊が今週、ウクライナ国家警備隊(Ukrainian National Guard)の訓練を実施するため、同国に到着したと発表した。ウクライナ東部では親ロシア派の武装勢力と政府軍の戦闘が続いている。
声明によると、第173空挺旅団(173rd Airborne Brigade)の兵士たちが14、15日の両日にかけてウクライナ西部ヤボロフ(Yavoriv)に到着した。国家警備隊の3大隊に6か月間の訓練を実施するとしている。
親ロシア派のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)前大統領を解任に追い込んだ昨年の大規模デモを支援していたとして米国を非難するロシアは、今回の動きに対し反発を強めるものとみられている。
一方欧米諸国は、ロシアがウクライナ東部の一部地域を支配する親ロシア派に武器を提供しているとして非難している。(c)AFP