【4月17日 Relaxnews】シンガポールのチャンギ国際空港(Changi Airport)の名称を「リー・クアンユー国際空港(Lee Kuan Yew International Airport)」に変更するための署名活動が1万2000人以上の署名を集め、請願書が政府に提出された。活動の発起人が明らかにした。

 オンライン署名サイト「Change.org」に立ち上げられたこの活動は、リー氏のイニシャルをとった「Remembering LKY(LKYを忘れない)」と名乗る発起人が行ったもので、集まった1万2481人の署名は7日、ルイ・タックユー(Lui Tuck Yew)運輸大臣に提出されたという。

 長い闘病生活の末、3月23日に91歳で死去した故リー・クアンユー(Lee Kuan Yew)氏はシンガポールの初代首相で、同国を、経済的に遅れた国からアジアで最も豊かな国のひとつに変貌させたとされる。

 請願書には、空港が建設された場所にちなんで命名された現在の名称を変更することで、「リー氏の精神を、現在そして未来の世代に、思い起こさせるのに役立つだろう」と記載されている。

 チャンギ国際空港は、英航空調査会社「スカイトラックス(Skytrax)」による2015年度の世界空港ランキングで3年連続トップに選ばれている。(c)Relaxnews/AFPBB News