【4月15日 AFP】米軍は1941年の真珠湾(Pearl Harbor)攻撃で死亡した軍人のうち身元が特定されていなかった388人のDNA鑑定を実施する計画だ。関係者が14日明らかにした。

 米国を第2次世界大戦(World War II)に参戦させた真珠湾攻撃からすでに70年以上が経過しており、日本軍の魚雷によって戦艦オクラホマ(USS Oklahoma)が沈没した際に死亡したこれらの軍人の身元は特定されないままになる恐れがあった。今回のDNA鑑定のため、埋葬されている遺体を初めて掘り起こす。

 オクラホマが沈没した際に死亡した米海軍と海兵隊の429人のうち、身元が特定されていなかった388人の遺体は現在、ハワイ(Hawaii)のホノルル(Honolulu)にある国立太平洋記念墓地(National Memorial Cemetery of the Pacific)に埋葬されている。国防総省の決定に基づきハワイにある同省の研究機関で遺体のDNA鑑定が行われる。(c)AFP