【4月13日 Relaxnews】映画「007」シリーズ最新作『スペクター(SPECTRE)』の今秋公開を前に、主人公ジェームズ・ボンド(James Bond)になりきって世界中のレストランを食べ歩いてはいかが―ー? こんなガイドブックがこのほど登場した。

「ジェームズ・ボンドの料理:007の食事の全て(原題、James Bond's Cuisine: 007's Every Last Meal)」では、著者マット・シャーマン(Matt Sherman)氏が原作小説54作品と映画23作品を調べ上げ、世界各地に実在するレストランや飲食スポット254店を紹介している。

 シャーマン氏によると、全作品を通して最も登場回数が多いのは、英ロンドン(London)のメイフェア(Mayfair)地区にあるレストラン「スコッツ(Scott’s)」。ボンドは映画と小説の中で計4回訪れている。

 英国にいる間にボンドが好んで食べているのは、フライドポテトを添えた昔ながらのステーキや、高級百貨店「ハロッズ(Harrods)」のハンパー(ピクニックバスケットのセット)などだ。

 華やかなスパイの生活を体験したいなら、高級シャンパン「ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon)」を飲みながらアスコット競馬場(Ascot Racecourse)名物のスモークサーモン・サンドイッチを味わうのがおすすめだという。

 ボンドは、華やかなモナコのギャンブルの殿堂「カジノ・ド・モンテカルロ(Casino de Monte Carlo)」と、仏パリ(Paris)の「ハリーズ・ニューヨークバー(Harry’s New York Bar)」で食事をするのも好きなようだ。どちらも、007全作品中に3回ずつ登場する。

 旅行サイト「GoEuro」では、ブログ(http://blog.goeuro.co.uk/dine-like-007/)で同ガイドブックに掲載された店を国・地域別に示した便利な地図を紹介している。(c)Relaxnews/AFPBB News