ロンドン郊外に油田、1000億バレル 北海油田超える規模
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【4月10日 AFP】英国の石油探査会社UKオイル&ガス・インベストメンツ(UK Oil & Gas Investments、UKOG)は9日、ロンドン(London)近郊のロンドン・ガトウィック空港(London Gatwick Airport)の隣接地に1000億バレルの原油が埋蔵されているのを発見したと発表した。
北海油田で最初の採掘許可が出された1964年以降に採掘された石油の総量、約420億バレルを大きく上回る。同社は今回見つかったイングランド(England)南西部サリー(Surrey)州のホース・ヒル(Horse Hill)油田を「世界級の潜在資源」だとしている。
ホース・ヒル油田で採掘が可能な石油の量は全体の3~15%とされている。同社のスティーブン・サンダーソン(Stephen Sanderson)最高経営責任者は英国放送協会(BBC)に、「当社は極めて重大な発見をしたと思っている。恐らく(英国の陸上としては)過去30年で最大だ。国家的な意義があると思っている」と語った。
同社は約88平方キロにわたって広がる新油田では水圧破砕法(フラッキング)を使わなくても採掘できるだろうとしている。政府機関の英地質調査所(British Geological Survey、BGS)は昨年、同地域には22~85億バレルの原油しかないだろうとの報告書を出していた。(c)AFP