アフガニスタン北部、武装集団が裁判所を襲撃 当局者
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【4月9日 AFP】アフガニスタン北部バルフ(Balkh)州の州都マザリシャリフ(Mazar-i-Sharif)で9日、銃で武装した軍服姿の集団が裁判所施設を襲撃し、治安部隊と銃撃戦になった。当局者が述べた。武装集団は現在も、建物に立てこもっているという。
アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は例年春に攻勢をかけるが、襲撃はタリバンの攻勢開始の直前に起きた。アフガニスタンの治安部隊が武装集団と銃撃戦となる中、一帯には大きな爆発音や銃声が鳴り響いた。
バルフ州警察長官代理のアブドル・ラジク・カデリ(Abdul Raziq Qaderi)氏はAFPに「これまでに得た情報によると、マザリシャリフにある州控訴裁判所に今日、武装集団が侵入した」と語り、「武装集団はアフガニスタンの治安部隊と銃撃戦になった。襲撃は今もなお続いている」と述べた。
死者はこれまでのところ確認されていないが、少なくとも9人が負傷して病院に搬送された。病院のアサドラ・シャリフィ(Asadullah Sharifi)院長代理は「病院に搬送された負傷者9人の大半は検察官と裁判所職員だ」とAFPに述べた。
これまでのところ犯行声明は出ていない。(c)AFP