米国で10代の出産の減少続く、避妊具の使用増える
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【4月8日 AFP】米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)は7日、米国の10代の出産が減少し続けていると発表し、長期間作用型の避妊方法を使用すれば、その数はさらに大きく減るだろうとの見通しを示した。
CDCによると、2013年に15~19歳の女性が出産した新生児は27万3000人以上に上った。最新のデータがある2013年の10代女性1000人当たりの出産件数は26.5件だった。この数は1991年には2倍以上の同61.8件だった。
CDCのレポート「バイタルサインズ(Vital Signs)」は、「避妊具の使用が増えたことが(10代少女による出産の)減少に大いに役立っている」としている。
調査対象となった性的に活発な10代の90%近くが前回のセックスで避妊をしたと回答し、最も多く使われたのはコンドームと避妊ピルだった。
だが、最も効果的な避妊方法である皮下埋め込み型のインプラントや子宮内避妊具(IUD)などの長時間作用型の可逆的避妊法(LARC)を使っている10代女性の割合は2005年の0.4%から2013年の7.1%に上昇したものの、比較的少数にとどまっている。
2013年にCDCが調査した10代女性61万6148人のうち、子宮内避妊具を使っているのは1万7349人(2.8%)、皮下埋め込み型インプラントを使っているのは2万6347人(4.3%)だった。(c)AFP