米銃規制運動をけん引、故ブレイディ氏の妻サラさん死去
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【4月4日 AFP】ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)米大統領の報道官を務め、1981年のレーガン大統領暗殺未遂事件に巻き込まれて半身不随となった故ジェームズ・ブレイディ(James Brady)氏の妻で、米国の銃規制運動の先頭に立ってきたサラ・ブレイディ(Sarah Brady)さんが3日死去した。73歳だった。
サラさんは昨年8月に死去したブレイディ氏と共に銃規制のために尽力し、93年には夫妻の名にちなんだ「ブレイディ拳銃防止法(Brady Handgun Violence Prevention Act)」(通称「ブレイディ法」)が成立した。
サラさんが亡くなるまで会長を務めていた市民団体「銃暴力防止のためのブレイディ・キャンペーン(Brady Campaign to Prevent Gun Violence)」は声明の中で、ブレイディ法によって米国でこれまでに阻止された犯罪者などによる銃の購入は240万件を超えるとして、夫妻の功績をたたえた。(c)AFP