アリ氏の広報担当、「チーム・パッキャオ」報道を否定
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【4月3日 AFP】ボクシング界の伝説モハメド・アリ(Muhammad Ali)氏は、5月2日に行われるマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)対フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)のメガファイトについて、どちらが勝者になるか予想することはないとしている。
芸能サイトTMZは今週、娘のラシェダ(Rasheda)さんが、ヘビー級の元世界王者で人権活動家のアリ氏について、「一貫してチーム・パッキャオである」とし、「父は、マニーが偉大なファイターであることを分かっていますが、それよりもリングの外で、彼が本当に素晴らしい慈善活動家であることを知っています」とコメントしたという記事を掲載した。
ところが、アリ氏の広報担当者は2日、同氏の記念博物館であるモハメド・アリ・センター(Muhammad Ali Center)の公式ウェブサイト上に声明を出し、アリ氏が一方に肩入れしていることを否定した。
「モハメド・アリは、フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの両者に対し、5月2日の試合で健闘することを祈っています」
「モハメドは、この試合について誰かに予想を話したことはありません。今週はじめに出された記事や他のメディアの情報は、間違った引用か第三者の個人的意見です」
「モハメド・アリが、試合の勝者について予測しているという情報は、間違いです」
今年1月に73歳になり、長年パーキンソン病と闘っているアリ氏は、ここ何年もボクシングの試合に姿をみせておらず、パッキャオ対メイウェザーの世界ウェルター級タイトルマッチが行われる当日も、ラスベガス(Las Vegas)のMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)を訪れることはないとみられる。(c)AFP