ISがシリアの村で37人を「処刑」、子どもと女性も犠牲に
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【4月1日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は3月31日、シリア政府軍の支配下にあるハマ(Hama)県の村を襲撃し、子ども2人を含む少なくとも37人を殺害した。英国に拠点を置く非政府組織(NGO)シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が明らかにした。
同監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は「女性と子どもを含む少なくとも37人が焼かれたり、首を斬られたり、銃で撃たれたりして殺された」と語った。シリア国営テレビはこの襲撃で44人が死亡、21人が負傷したと報じている。
襲撃を受けたマブジェ(Mabujeh)村は県都ハマの東に位置し、イスラム教スンニ派(Sunni)のほかイスラム教シーア派(Shiite)の一派で少数派のアラウィー派(Alawite)やイスマイル派(Ismaili)の人々が暮している。ISはこれらの少数派、特にシーア派を背教者として非難してきたほか、イスラム教のISによる解釈から逸脱しているとしてスンニ派の一部も批判している。(c)AFP