「アラブ合同軍」設立で合意、IS脅威など念頭
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【3月30日 AFP】アラブ連盟(Arab League)首脳会議は29日、「アラブ合同軍」を創設することで合意した。4月に加盟国代表が合同軍創設に向けた検討・調査を行い、4か月以内に結果を各国の国防省に報告するという。
エジプトのリゾート地シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で開かれていた首脳会議では、イエメンのシーア派(Shiite)系武装組織フーシ派(Huthis)に対するサウジアラビア主導の軍事行動や、イスラム過激派の脅威が議題の大半を占めた。
合同軍構想については首脳会議に先立ち、アラブ連盟のナビル・アラビ(Nabil al-Arabi)事務局長が、イラクとシリアの広域を掌握しリビアにも拠点を作っているイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」との戦いが念頭にあると説明していた。(c)AFP