仏県議選、右派政党が大勝 社会党政権に打撃
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【3月30日 AFP】フランスで29日に行われた県議会選の決選投票で、与党・社会党が大敗を喫し、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領率いる野党・国民運動連合(UMP)などの右派政党が大勝した。
各種出口調査によると、UMPなどの右派政党は、選挙が行われた98県のうち65~71で勝利する見込み。一方、左派政党は全体で28~37県のみで過半数を確保する見通しで、停滞する経済の回復に失敗したフランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領の社会党政権に対し、有権者からの罰が与えられた形となった。
先週行われた1回目投票で全投票数の4分の1を得たマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首率いる極右政党・国民戦線(National Front、FN)は、決選投票では勝利する県はないとみられているが、全国で数十席の議席を新たに獲得した。(c)AFP