【3月30日 AFP】サッカー国際親善試合は29日、各地で行われ、ブラジルは1-0でチリに勝利した。

 26日に行われたフランスとの親善試合に3-1で勝利しているブラジルは、後半にドイツ・ブンデスリーガ1部の1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に所属するロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が決勝点を奪い、ドゥンガ(Dunga)監督が就任してから続く連勝を8に伸ばした。

 昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)終了後に自身2度目となるブラジル代表監督に就任したドゥンガ監督は、W杯でドイツに1-7の惨敗を喫したチームにプライドを取り戻させると、この試合では途中から投入したフィルミーノが決勝点を奪い、見事に采配を的中させた。

 ブラジル代表の主将として臨んだ1994年のW杯米国大会で栄冠に輝いているドゥンガ監督は、指揮官としてもリーダーシップを発揮しており、6月にコパ・アメリカ(2015 Copa America)を控えるチームは、ここまで合計18得点を記録し、失点はわずか2となっている。

 一方、コパ・アメリカの開催国チリは、最近4試合で3敗目を喫しており、本大会開幕に向けて多くの課題を残しているようにみえた。(c)AFP