【3月29日 AFP】仏アルプス(French Alps)に墜落したドイツの格安航空会社ジャーマンウイングス(German wings)9525便の副操縦士(27)が住んでいたドイツ西部デュッセルドルフ(Duesseldorf)の住宅の捜索で、ドイツ警察が精神疾患の治療薬を見つけていたと、ドイツ紙「ウェルト」日曜版(Welt am Sonntag)が伝えた。

 28日に公開された同紙の抜粋によると、9525便を意図的に墜落させた疑いが出ているアンドレアス・ルビッツ(Andreas Luiz)副操縦士は数人の神経科医と精神科医から治療を受けていたと、ある捜査幹部が語ったという。ただし同紙は副操縦士が薬物やアルコールに依存していたことを示す証拠は見つかっていないとしている。

 同紙はまた、捜索で見つかった個人的なメモから、副操縦士は過剰なストレスにさらされ、深刻なうつ状態にあったことが分かったと伝えている。AFPが取材したフランスとドイツの捜査当局は、この報道の内容について肯定も否定もしなかった。(c)AFP