欧州航空安全局、操縦室内の「常時2人体制」を求める
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【3月28日 AFP】欧州航空安全局(European Aviation Safety Agency、EASA)は27日、ドイツのジャーマンウイングス(Germanwings)機の副操縦士が故意に旅客機を墜落させた可能性が浮上したことを受けて、フライト中の操縦室内に最低2人を常駐させることを勧告した。
EASAはウェブサイトに、「本日、航空各社に対し、フライト中は操縦室内に少なくとも1人の資格を持つ操縦士を含む乗員2人を常駐させるよう求める仮勧告を出す」との声明を掲載した。
27日にはドイツ、オーストリア、ポルトガルの関係当局も、操縦室に2人を常駐させることを要求していくと発表した。米国は既にこの方針を採用している。
欧州の多くの航空会社がこの方針を即時採用、あるいは早期に採用すると表明した。日本の二大航空会社、日本航空(Japan Airlines、JAL)と全日空(All Nippon Airways、ANA)はAFPに対し、現時点でこの方針の採用は検討していないと明らかにした。
2001年9月11日の米同時多発テロ以降、民間航空機のハイジャックを防ぐため操縦室のドアを施錠する規定は標準的なものになっていた。(c)AFP