ファウルボールで失明の女性に対し日本ハムに賠償命令
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【3月27日 AFP】プロ野球・北海道日本ハムファイターズ(Hokkaido Nippon Ham Fighters)の試合で、右目にファウルボールが当たった女性が失明したことを受け、札幌地方裁判所は26日、球団に約4200万円の支払いを命じた。
2010年8月、日本ハムの本拠地である札幌で試合を観戦していた30代の女性は、ファウルボールに当たったことが原因で右目の視力を失ったとして、球団や札幌市に賠償を求めていた。女性は、この試合で顔面骨骨折や眼球破裂の重傷を負ったという。
札幌地方裁判所の長谷川恭弘(Yasuhiro Hasegawa)裁判長は26日、事故を防ぐための安全策が十分ではなかったとして、球団に賠償を命じた。
日本ハム側は、ファウルボールに気をつけるよう注意喚起していたと主張しており、球場には打球を遮るためのフェンスも設置されているが、観客席に打球が飛来することも多く、検察側は毎年多くのケースが報告されていると述べた。(c)AFP