【3月25日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は24日、訪米中のアフガニスタンのアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領とホワイトハウス(White House)で会談し、年内にアフガン駐留米軍を5000人規模まで減らすとしていた当初の撤退計画を見直し、2015年いっぱいは現状の9800人規模を維持すると述べた。

 会談後の記者会見でオバマ大統領は、駐留米軍の撤退スケジュールに柔軟性をもたせてほしいとの要請がガニ大統領からあったと明かすとともに、アフガニスタンの治安部隊への支援を惜しまないと述べた。

 撤退計画の見直しにより、約35万人のアフガン治安部隊は、数週間内に始まるアフガニスタンの今年の戦闘シーズンも、米軍による航空支援などを受けられることになる。

 オバマ大統領は今回の撤退計画見直しは一時的なものであり、2017年までに米兵をほぼ完全に撤退させる計画は変わらないと述べた。16年のアフガン駐留米軍の削減計画は年内に発表される。(c)AFP/Andrew BEATTY