【3月25日 AFP】PGAツアーとトップ選手のキャディーによる争いが激化している。

 選手と共にツアーを回る167人のキャディーは先月、PGAツアーを相手取り、スポンサーのロゴの入ったビブスを着ることについて、報酬を支払うよう訴えを起こした。

 キャディーは大会中、選手名とスポンサーのロゴが入ったビブスを着用してコースを歩くが、選手のショットに対する助言やバッグ運びに対する給与は支払われる一方、広告掲載料は支払われていない。

 議論が白熱する一方で、ケヴィン・キスナー(Kevin Kisner、米国)のキャディーを務めるデュアン・ボック(Duane Bock)氏は、先日のアーノルド・パーマー・インビテーショナル(Arnold Palmer Invitational 2015)でサーモンピンクのショートパンツを着用していたところ、ツアー関係者に怒られたという。

 ボック氏は、3日目のラウンドが行われた21日、フェイスブック(Facebook)上に写真とメッセージを投稿し、「PGAツアーは相変わらずだ。今日は、僕のショートパンツの色が気に入らなかったらしい」と述べている。

「ラウンドが終わってから、スコアリングエリアでPGAツアーの職員に呼び出され、そのショートパンツの色は規則違反だと言われた。面白いもんだよ。過去14大会で同じものをはいていたのに、今日になって問題があると言い出したんだ」

 ボック氏は、PGAが「無地で膝丈、テーラードのショートパンツ」を着用するよう定めているとし、なぜサーモンピンクのショートパンツが規則違反なのか、皮肉を交えて考察した。

「おそらく、僕のショートパンツの色が、背中に『無料』で掲載しているマスターカード(MasterCard)の広告より目だっちゃったんだね」

(c)AFP