今季のF1ドイツGPが中止に、FIAが正式発表
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【3月21日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)を主催する国際自動車連盟(FIA)は20日、会場が確保できなかったとして、7月19日に予定されていたドイツGP(German Grand Prix 2015)が中止になったと発表した。
これにより、FIAの理事会は20戦を予定していた今季の日程を19戦に修正している。
ドイツGPはホッケンハイムリンク(Hockenheimring)とニュルブルクリンク(Nurburgring)で1年交代で開催されていたが、新オーナーを迎えたニュルブルクリンク側は、2015年の開催契約を結んでいなかった。
そのため、F1の最高責任者を務めるバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏は今年1月、2014年にレースを開催したホッケハイムリンクで今年のドイツGPは開催されると話していた。
しかし、発表された今季の日程には会場が明記されておらず、ホッケンハイムリンクのゲオルグ・ザイラー(Georg Seiler)代表は先日、大会を組織するにはもう時間切れだとの見解を示していた。
ザイラー代表は独日刊紙ビルト(Bild)に対し、「F1のレースがここで開催される望みはもはやない。大会を組織するにはもう時間切れだ。それでも開催しようと思えば、大会の質を落としかねない」とコメントしていた。
ザイラー代表はまた、ホッケンハイムでは2016と2018年にドイツGPを主催する予定だと語っている。(c)AFP