【3月20日 Relaxnews】「グルメなハンバーガー」が人気の仏ハンバーガーチェーン「ビッグ・フェルナン(Big Fernand)」がこのほど、英ロンドン(London)に進出した。初の海外店舗を香港(Hong Kong)にオープンしてからまだ1か月とたっていない。

 フランスでは、かつて「まずい米国料理」の象徴とされたハンバーガーだが、最近になってその評価は急上昇している。熱烈なファンも急増しており、ある市場調査によれば、フランス人に一番人気のバターを塗ったバゲットにハムをはさんだだけの「ジャンボン・ブール」に次いで、2番目に人気の「サンドウィッチ」となっている。

 ビッグ・フェルナンは、「他店の大量生産品とは一線を画す手作りバーガー」を売りにファンを増やしてきた。一般的な米国生まれのハンバーガーの概念にフランス料理の趣を加えた製品を、同社は「アンブルジェ(hamburge)」の名で呼ぶ。

 フランス国内に9店舗を展開し、全店で国産牛と店内で焼く自家製バンズ、高品質のチーズと特製ソースを使用。フランス人の味覚で「おいしい」と感じられる製品を複数、提供している。

 一方で、米国的なファストフードの伝統も踏襲し、手作りフライドポテトと冷たいドリンクを一緒に提供しているほか、好みに合わせて「アンブルジェ」をカスタマイズすることも可能。小麦粉に含まれるタンパク質のグルテンが苦手な人は、自分でパンを持ち込んだり、ミートパテのみを注文したりもできる。

 さらに、パリ(Paris)にはもう一つの米国を代表するファストフード、ホットドッグをフランス風にアレンジして提供する店「リトル・フェルナン(Little Fernand)」もオープンしている。(c)Relaxnews/AFPBB News