エジプト、カイロの東に新都市建設へ 行政と経済の中心に
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【3月14日 AFP】(一部更新)エジプト政府は13日、紅海(Red Sea)のリゾート地シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で開いた投資家の国際会議で、首都カイロ(Cairo)の東に500万人が暮らす行政と経済の中心都市を新たに建設する計画を明らかにした。
13日から3日間の日程で開かれた国際会議には、新都市建設に投資する可能性がある投資家らが出席。エジプトのムスタファ・カメル・マドブーリー(Mustafa Kamel Madbuli)住宅・施設・都市計画相は出席者を前に、新都市はカイロと、スエズ運河で知られる港湾都市スエズ(Suez)の間に建設されると述べた。
新都市は約700平方キロメートルの広さで、25の住宅地に最大で500万人が住む計画。マドブーリー氏は新都市についてのプレゼンテーションの中で「新都市建設の構想は、カイロの人口が今後40年で倍増するという認識に端を発したものだ」と述べた。カイロ市のウェブサイトによると、同市の人口は現在の1800万人から、2050年までに4000万人に増えると予想されている。
マドブーリー氏は、議会、大統領府、官庁、外国の大使館は今後5~7年でカイロから新都市に移転すると述べた。これらの移転には約450億ドル(約5兆5000億円)の費用がかかるという。新都市の建設費用の総額や、資金調達方法の詳細は明らかにされていない。