ネットのない時代を知らない「ジェネレーションZ」の生態
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【3月13日 AFP】フェイスブック(Facebook)には毎日何時間も費やすけど、読書なんかしない。ビデオゲームに夢中だけど、スポーツは嫌い。スピード感が好きだけど、忍耐力はなし。
ひとことで言うと、これが「ジェネレーションZ」と呼ばれる世代の生活だ。独立していて、頑固で、現実的で、いつも急いでいる。
1995年以降に生まれた約20億人のこうした世代は、インターネットのない世界を知らず、親や祖父母の時代にあった希望や夢、モラルとはかけ離れた人生を送っている。
ジェネレーションZの習性をいくつか見てみよう。
■毎日の生活
彼らは何でもほしいときにすぐに手に入らないと我慢ならない。2つのスクリーンを同時進行でネットサーフィンする。最新のスマートフォンには高額を払うことをいとわないが、ネットでただで観たり聴いたりできる映画や楽曲には金を使わない。
現在13歳から20歳の彼らは、最新のトレンドについてはすべてソーシャルメディアから学び、自分たちより年長者の道徳心は時代遅れだと思っている。
彼らは『ハンガー・ゲーム(Hunger Games)』や『ダイバージェント(Divergent)』といった米国の大ヒット映画を好み、音楽はK-Popを聴き、ダンスをするときは激しく腰を動かして「トゥワーク」する。
話すときは短縮語を多用し、そういった語を知らない人には何を言っているのか分からない。「クール」の意味で、「スワグ」を使う。
■友人関係
ジェネレーションZ世代は、人と直接会って話すよりオンラインでの交流を好む。10人中8人以上がソーシャルネットワークをやっており、そのうち半数以上が、本当の社交の場はオンラインだと思っている。16歳になる前に出会い系サイトを使う人もいる。