【3月10日 AFP】米共和党の議員らは9日、イランの指導部に対し、米国と核開発問題をめぐる合意に達したとしても次期米大統領によって合意は破棄される可能性があると警告する書簡を送付した。

 2016年の大統領選の候補となる可能性がある数人を含む47人の共和党上院議員は、核開発問題の協議を頓挫させる目的で、直接かつ公にイラン指導部に働きかけるという前例のない行為に打って出た。

 書簡で議員らは、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が2017年に退任するまでに合意する協定はいかなるものでも「オバマ大統領と(イランの最高指導者)アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師との間の行政協定にすぎない」とし、「次期大統領はそのような行政協定をペンの一筆で覆すことが可能で、将来の議会も協定の内容をいつでも修正することができる」と述べている。

 これを受けオバマ大統領は、「一部の議員らがイランの強硬派と共通の利害を持ちたがっていることは、幾分皮肉なことだと思う」と述べるとともに、イランとの協議を進めた上で、その是非の最終的な判断は有権者に問うとの姿勢を示した。(c)AFP/Andrew BEATTY, Michael Mathes