出場犬に毒殺の疑い、英ドッグショー「クラフツ」
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【3月9日 AFP】英国で開催された世界最大のドッグショー「クラフツ(Crufts)」で入賞を果たしたアイリッシュセッターの飼い主らが8日、自分たちの犬が会場で毒を盛られて死んだと主張した。
死んだのは「ジャガー(Jagger)」の愛称で呼ばれた、ほぼ4歳になる「ゼンダラ・サティスファクション(Thendara Satisfaction)」。英バーミンガム(Birmingham)で開幕したクラフツの出場部門で5日に2等を受賞していた。
ショーを主催するケネルクラブ(Kennel Club)の広報担当者によると、ジャガーは会場をたってから26時間後にベルギーの自宅で死んだ。毒物検査の結果がでる来週まで、ジャガーの詳しい死因は不明だという。
ジャガーの共同飼い主、ディー・ミリガンボット(Dee Milligan-Bott)さんはフェイスブック(Facebook)上の投稿で、ジャガーはダイス状のカットビーフに「縫い込まれた」毒で殺されたと述べ、警察に通報したと説明。もう一人の飼い主、Aleksandra Lauwersさんもフェイスブックに「ジャガーは人間を愛していたのに、人間に殺された」と書き込んだ。
4日間の日程を8日に終えた「クラフツ」では、最高賞にあたる「ベスト・イン・ショー」を、ロシア人が所有する米国生まれの黒のスコティッシュテリア「マクバンからロシアへ愛をこめて(McVan's to Russia With Love)」、愛称「ノパ(Knopa)」が受賞した。(c)AFP