宇宙服内にまた水、ISS船外活動で2度連続
このニュースをシェア
【3月2日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)で1日、米国の宇宙飛行士2人が民間宇宙船の受け入れ準備のための3度目となる船外活動を行った。船外活動中に宇宙服に関する問題は報告されなかったが、テリー・バーツ(Terry Virts)飛行士が宇宙ステーションに戻った際、ヘルメットに少量の水がたまっていることを発見した。
バーツ飛行士のヘルメットには先月25日の船外活動でも同様の問題が発生したが、米航空宇宙局(NASA)は、飛行士を危険にさらすものではなかったと説明している。
だが、2013年にもイタリア人宇宙飛行士のルカ・パルミターノ(Luca Parmitano)氏が船外活動中に起きた水漏れによって溺れかけており、相次ぐ故障が同じ冷却装置に関係していることから、NASAは懸念を表明している。
8日間で3度目の船外活動に従事した2人の飛行士は、予定より約1時間早い5時間38分で作業を完遂した。バーツ飛行士によると、今回の水たまりは結露のようなもので、水の量は前回と同じくらいだった。(c)AFP/Kerry SHERIDAN