リーグ戦が予定されるブレーメンでテロの懸念、試合は延期せず
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【3月1日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)対VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)の試合を3月1日に控え、ブレーメン(Bremen)州内でテロ攻撃が行われる可能性が浮上したことから、地元警察は警戒を強めている。
連邦警察局は26日夜、イスラム過激派がブレーメン(Bremen)でテロ活動を計画している可能性があると発表した。そのため地元警察は、州内の主要地域の人員を増強している。
地元警察の広報担当者は、「ブレーメン警察は域内の人員を増強し、公共の場の警戒段階を引き上げた」と語った。
警察はその後、イスラム系文化施設の捜索を行い、1人を逮捕したと発表したが、それ以上の詳細は明らかにしていない。警察はさらに、ユダヤ系施設の警備も強化している。
ヴェルダー・ブレーメンは、試合を延期することはないと話す一方で、警察の対策本部とは常に連絡を取り合っていると明かした。4万2100人収容のヴェーゼルシュタディオン(Weserstadion)の警戒段階も、試合前と試合中で引き上げられるという。
ブレーメンのトーマス・アイヒン(Thomas Eichin)GMは、独サッカー誌キッカー(Kicker)に対し、「現時点で延期の考えはまったくない。しかし、状況は随時追っている」と語った。
この試合は今節のなかでも特に注目度の高い一戦で、ブレーメンは過去6試合を無敗で乗り切り、順位も最下位から9位まで上げてきている。
ブレーメン州では同日、9000人の観客が見込まれるバスケットボール・ブンデスリーガのアイスベーレン・ブレーマーハーフェン(Eisbaren Bremerhaven)対EWEバスケッツ・オルデンブルク(EWE Baskets Oldenburg)の試合も行われる予定で、こちらも影響を受ける可能性がある。(c)AFP