3D印刷でジェットエンジン作製、「世界初」 豪大
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【2月26日 AFP】オーストラリアのモナシュ(Monash University)大学の研究チームが26日、3Dプリンターを使って作製したジェットエンジン2基を発表した。大手エンジンメーカー向けに商用展開できる高品質なもので「世界初」だという。
2基のジェットエンジンは、豪ビクトリア(Victoria)州メルボルン(Melbourne)郊外アバロン(Avalon)で開催中のオーストラリア国際航空ショー(Australian International Airshow)で公開された。モナシュ大の研究者らによると、航空大手のエアバス(Airbus)やボーイング(Boeing)にエンジンを供給する仏航空宇宙大手サフラン(Safran)のガスタービンエンジンの鋳型を使って作製したという。
同大のイアン・スミス(Ian Smith)氏は、AFPの取材に対し「サフランやエアバスが、3D金属プリンターを使って航空機に使用できる品質の素材を作製できると認めたことは、非常に大きな意味を持つ」と語った。この技術を活用すれば、試作機やカスタム部品をより迅速かつ安価に作れるようになると述べている。(c)AFP