【2月25日 AFP】（一部更新）アフガニスタン北部で大雪による雪崩が発生し、少なくとも28人が死亡したと、当局者が25日、述べた。死者はさらに増える恐れがあるという。

 被害が最も大きいのは北部のパンジシール（Panjshir）州で、アフガニスタン災害対策庁（Disaster Management Authority）のモハマド・アスラム・サヤス（Mohammad Aslam Sayas）氏によると、同州でこれまでに22人の死亡が確認された。2日間続いた大雪により主要道路が通行できなくなっており、救助隊が被災した村落に向かうのが困難になっているという。

 またサヤス氏によると他に、中部バーミヤン（Bamiyan）州と西部バドギス（Baghdis）州で6人の死亡が確認された。

 一方、パンジシール州のアブドル・ラーマン・カビリ（Abdul Rahman Kabiri）知事によると、同州でこれまでに31人の遺体が収容された。救助活動は300人体制で行われており、これまでに15人が雪の中から救助されたという。

 アフガニスタンの山間部では、冬によく雪崩が発生する。2012年には北東部で発生した雪崩で145人が行方不明となり、全員が死亡したとみられている。(c)AFP