【2月24日 AFP】カナダ西部アルバータ(Alberta)州の民家で22日、トコジラミ(別名:ナンキンムシ)を駆除するために薫蒸タイプの殺虫剤をたいたところ、誤って有害物質にさらされたこの家の子ども5人のうち乳児1人が死亡、4人が救急搬送された。

 現地警察関係者が23日、AFPに語ったところによると、アルバータ州の州都エドモントン(Edmonton)から北へ約400キロのフォート・マクマレー(Fort McMurray)にある民家で化学物質が流出しているとして22日、消防隊が出動し、子どもたちは病院へ救急搬送された。現地紙エドモントン・ジャーナル(Edmonton Journal)に語った家族の話では、母親がたいた殺虫剤に子どもたちがさらされてしまったという。

 化学物質自体はまだ特定されていない。病院へ運ばれた子どもたちのうち生後8か月の乳児は死亡した。残る2~7歳の4人の子どもたちは重体だという。(c)AFP