偽のジム・キャリーを檀上で紹介、チェコ映画賞が大失態
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【2月24日 AFP】中欧チェコの映画賞「チェコ・ライオン賞(Cesky Lev)」授賞式で、カナダ出身の人気ハリウッド俳優ジム・キャリー(Jim Carrey)さんとして壇上で紹介された特別ゲストが、実は偽者だったことが判明した。赤っ恥をかかされた主催者のチェコ映画テレビアカデミー(Czech Film and Television Academy、CFTA)は、「入念に準備された悪ふざけの被害に遭った」との声明を出した。
このジム・キャリーさんの「そっくりさん」は、先週末に開催された授賞式でCFTA関係者らをまんまとだまし、スーツに蝶ネクタイという姿でステージに登場した。チェコの大衆紙ブレスク・プラハ(Blesk Prague)は、その正体をバルカン(Balkan)半島出身の男性と伝えている。
CFTA側は翌日になっても、檀上で紹介したのは本物のジム・キャリーさんだと主張していたが、最終的にはだまされたことを認め、声明で「ジム・キャリーさんの代理人だという人々と連絡を取り合い、当日は本人が護衛数人と通訳を連れて来場した。非常にプロフェッショナルで、いたずらだと示唆する点は何もなかった」と弁解した。(c)AFP