PSG指揮官、イブラヒモビッチの「タトゥー運動」に不満
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【2月17日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督が16日、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が国連世界食糧計画(World Food Programme、WFP)の飢饉撲滅運動に賛同し、ゴールを決めた直後にシャツを脱いだのは「間違いだ」との見解を示した。
スウェーデン代表のイブラヒモビッチは、14日に行われたカーン(SM Caen)戦で得点を決めたあと、シャツを脱いでタトゥーの入った自分の身体を披露していた。
そして、その行為で警告を受けたイブラヒモビッチは翌日、世界中で飢餓に苦しんでいる人たちの名前をすぐに消えるタトゥーにし、自分の身体に入れたと説明している。
ブラン監督は、「彼が国連の飢饉撲滅運動に参加していたのは知っていたが、個人的にはタトゥー(の意味)に気付かなかった。試合後に何かが計画されていたことは知っていた。だけど、それだけだ」とコメントした。
「彼は試合開始早々にゴールを決めてシャツを脱いだ。タトゥーに注目を集めることが目的だったのであれば、たしかにわれわれの視線を集めたし、戦略としては成功だった。でも、そのおかげでわれわれはイエローカードを受けてしまった」
「もし試合がヒートアップして、彼が2枚目のイエローをもらったときのことを考えてくれ。目的は素晴らしいが、シャツを脱ぐ行為が良かったかどうかは疑問だ」
PSGはチェルシー(Chelsea)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)決勝トーナメント1回戦第1戦を17日に控えており、ブラン監督は、「彼が明日の試合で二度とやらないことを願っている」と語った。(c)AFP