【2月16日 AFP】(一部更新)エジプト軍は16日、リビアにあるイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の拠点を空爆した。

 エジプト軍によると、イスラム国がエジプトのキリスト教の一派コプト教の信者21人を斬首する場面を写したとする映像をインターネット上で公開したことを受けての措置。軍の声明は、イスラム国を示すアラビア語のダーイシュ(Daesh)の名称を使い「リビアにあるダーイシュの拠点に対し、集中空爆を実施した。この拠点は戦闘員の訓練キャンプで、武器の保管にも使われている」と説明している。

 軍はさらに「空爆は正確に目標を撃破し、わが軍のファルコン戦闘機は無事に基地に帰還した」「われわれは、エジプト人の(流した)血に復讐することを誓う。犯罪者と殺人者に対して報復するのは、われわれが果たすべき義務だ」と述べている。

 国営テレビは、エジプト軍の戦闘機が空爆のため離陸する様子とされる映像を放映した。(c)AFP