ベルリン国際映画祭、イラン映画『タクシー』に最高賞
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【2月15日 AFP】第65回ベルリン国際映画祭(Berlin Film Festival)の授賞式が14日に行われ、最高賞の「金熊賞(Golden Bear)」にイランのジャファル・パナヒ(Jafar Panahi)監督の『タクシー(Taxi)』が選ばれた。
反体制派とみなされているパナヒ監督はイラン当局から映画製作を禁じられているため、首都テヘラン(Tehran)のタクシードライバーに扮してダッシュボードに設置したカメラを使い、乗客とのやりとりを撮影。3作目となる同作品を完成させた。
パナヒ監督は出国を禁じられていることから映画祭に出席できず、授賞式では同作品に出演しためいのハナ・サエイディ(Hana Saeidi)さんが代理で登壇。涙を流しながらトロフィーを受け取った。(c)AFP/Deborah COLE