【2月15日 Relaxnews】米グーグル(Google)がこのほど実施した検索結果に関する分析調査の結果、一年間の留学先として昨年、最も多くの米国の学生が検討していたのはロンドン(London)だったとみられることが分かった。

 グーグルのアナリストらによれば、留学に関連する検索ワードで入力された回数が最も多かったのは、「ロンドンにある大学」だった。

 パリ(Paris)やバルセロナ(Barcelona)の大学に魅力を感じる学生も多いとみられるものの、英国の大学に関心が向くのは、同じ言語を使っているという現実的な問題が最大の理由である可能性が高い。検索回数が最多の大学は、いずれも英国のオックスフォード大学(University of Oxford)とケンブリッジ大学(University of Cambridge)だった。

 さらに、英国の大学は検索回数が多かった上位30校の半数を占めた。30校にはこのほか、オーストラリアの5校、韓国の2校、中国の1校が入った。

 米学生が留学先として検討した上位10都市は、以下のとおり。

1位 ロンドン
2位 パリ
3位 バルセロナ
4位 ベルリン(Berlin
5位 シンガポール
6位 アムステルダム(Amsterdam
7位 ローマ(Rome
8位 ダブリン(Dublin
9位 香港(Hong Kong
10位 オックスフォード

■別の調査ではパリが高評価

 一方、2015年版「QS世界学生都市(QS Best Student Cities)ランキング」では、最も学生にフレンドリーな都市に選ばれたのはパリだった。授業料が安く、生活の質や知的活動の質が高い点が評価され、3年連続で1位に選ばれている。(c)Relaxnews/AFPBB News