銃撃事件相次いだコペンハーゲン、警官らが男を射殺 単独犯か
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【2月15日 AFP】(一部更新、写真追加)2件の銃撃事件が相次いで発生し容疑者が逃走していたデンマークの首都コペンハーゲン(Copenhagen)で、男が警官らに発砲して射殺された。警察が15日未明に発表した。警察はその後、監視カメラなどの映像を分析した結果、男が2件の銃撃事件の単独犯であるとみていると発表した。
コペンハーゲンのノアポート(Noerrebro)地区に現れた男に警官らが声をかけたところ男が発砲してきたという。この際、警察側に負傷者は出なかった。
コペンハーゲンでは14日、市内の文化センターが銃撃され、55歳の男性が死亡、警官3人が負傷していた。文化センターでは2007年にイスラム教の預言者ムハンマド(Mohammed)の風刺画を発表し、世界的な抗議行動のきっかけを作ったスウェーデンの漫画家ラーシュ・ビルクス(Lars Vilks)氏らを招いてセミナーが開かれていた。
その後15日未明に市中心部にあるシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)の近くで男性が頭を撃たれて死亡し、警官2人が負傷した。文化センター、シナゴーグの事件ともに容疑者は逃走し、警察は夜を徹してその行方を追っていた。(c)AFP