ケニアのスポーツ相、ドーピング犯した選手は「淘汰される」
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【2月14日 AFP】ケニアのハッサン・ワリオ(Hassan Wario)スポーツ大臣は13日、同国が圧倒的な強さを誇る陸上・長距離ランナーの地位を守るため、ドーピング違反を犯した選手は「歴史のちりと消える」と警告した。
ケニアのスポーツ界は、ボストン・マラソン(Boston Marathon)とシカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon)で2連覇を飾ったリタ・ジェプトゥー(Rita Jeptoo)による禁止薬物のエリスロポエチン(EPO)使用が明らかになったことで、危機にさらされている。
ワリオ大臣は、「どんな宣伝も、五輪や世界選手権で獲得した1つの金メダルにはかなわない。だからって、その欲望のためにすべてを無駄にして良いのだろうか?」と話した。
「それは絶対にしてはいけない。国家として、省として、ドーピングをした数選手がもたらした汚名に憤慨している。彼らは表彰台に上るため、ずるをしているんだ。そいつらはその世界にいるべき人間じゃない。歴史のちりと消えるような人間だ」
ワリオ大臣は、首都ナイロビ(Nairobi)で国際陸上競技連盟(IAAF)とケニア陸連(Athletics Kenya、AK)主催の反ドーピングセミナーに出席し、持論を述べた。
ここ2年、ケニアでは35人以上の選手がドーピング違反で処分を言い渡されている。