【2月11日 AFP】300人以上が死亡した韓国の旅客船セウォル(Sewol)号の沈没事故で、同国南部光州(Gwangju)の裁判所は11日、事故当時現場に急行した韓国海洋警察の船舶の責任者だったキム・ギョンイル(Kim Kyung-Il)被告に、業務上過失致死罪で懲役4年の有罪判決を言い渡した。裁判所広報が電話取材に語った。

 検察側は、キム被告の船舶が事故現場に最初に到着したものの、セウォル号が傾いて沈んでいくなか、貴重な時間を浪費し、同号から乗客の避難を遅らせた救助活動におけるミスについて責任があると主張していた。キム被告は、退避放送を行ったかのような虚偽の報告をした罪にも問われていた。(c)AFP