【2月11日 AFP】(一部更新)韓国・仁川国際空港(Incheon International Airport)近くの高速道路の橋で11日、乗用車など105台が絡む多重事故が発生し、2人が死亡、日本人ら外国人18人を含む63人が負傷した。

 警察によると事故が起きたのは、ソウル(Seoul)と同空港をつなぐ高速道路のソウル方面に向かう車線。当時は濃い霧で視界が15メートルほどだったという。リムジンバスが前を走る車に追突したことがきっかけとなり、105台が絡む多重事故へつながったとみられている。テレビでは霧に包まれた橋の上で、つぶされた車両の間を進もうとする救急隊の様子が映し出された。

 また韓国・聯合(Yonhap)ニュースによると、負傷者には日本人が含まれている。

 あるドライバーは聯合ニュースに対し「自分の前の方で車がぶつかる音がしたなと思っていたら、後続の車に追突された。自分の車がガードレールにぶつかるのが分かり、それから意識を失った」と語った。また別のドライバーは、霧が濃くて、前方の危険を察知できなかったと話している。(c)AFP