【2月11日 AFP】(一部更新)オーストラリアの警察当局は11日、シドニー(Sydney)でなたと狩猟用ナイフ、ビデオ、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の旗を所持していた男2人を拘束し、「差し迫った」テロ攻撃を阻止したと発表した。

 ニューサウスウェールズ(New South Wales)州警察のキャサリン・バーン(Catherine Burn)副本部長は「これら2人の男は、昨日(10日)に犯行に及ぼうとしていた。われわれは情報収集を続けていたが、攻撃が差し迫ったものだとの情報を得たため行動を起こした」と述べた。

 男らが計画していたテロ攻撃は「イスラム国の呼びかけと一致する」ものだったが、標的などの具体的な内容は今のところ不明という。男らは10日にシドニー西部で身柄を拘束された。

 所持していた旗は手作りで、イスラム国を象徴するものだった。また押収されたビデオには、攻撃実行について話す男が写っていた。(c)AFP