【2月10日 AFP】米北東部は9日、2週間で3度目となる暴風雪に見舞われ、空の便で欠航が相次ぎ、学校や公共施設が閉鎖されるなど市民生活に大きな影響が出ている。

 ボストン(Boston)では新たに60センチの雪が降ると見込まれている。地元紙ボストングローブ(Boston Globe)は、ボストンの30日間の降雪量が観測史上最高になったと伝えた。9日までの降雪量は61インチ(約154センチ)を超え、1978年に記録された58.8インチ(約149センチ)を超えたという。

 市内の学校が休校となったほか、必要不可欠な業務に就いていない限り出勤しないよう要請する措置が取られた。また、すでに一度延期されているボストン・マラソン(Boston Marathon)爆破事件のジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)被告の裁判の陪審員選任手続きは延期された。

 9日に欠航した空の便は1840便以上に上った。航空便の運航情報サイト「フライトアウェア(FlightAware)」によるとボストンのローガン(Logan)空港で70%、ニューヨーク(New York)のラガーディア(LaGuardia)空港で55%の便が欠航した。(c)AFP