アボット豪首相続投へ、与党が不信任動議を否決
このニュースをシェア
【2月9日 AFP】オーストラリアの与党・自由党(Liberal Party)は9日、党首トニー・アボット(Tony Abbott)首相(57)の指導力を疑問視する党内議員から出されていた不信任動議を、反対61賛成39で否決した。これによりアボット氏は引き続き首相の座にとどまることが確定した。
2013年9月の就任から1年5か月を迎えたアボット首相だが、最近は支持率が低迷し、数々の政策も行き詰まっていることから、先週に自由党議員から首相とジュリー・ビショップ(Julie Bishop)副首相の交代を求める動議が提出されていた。
動議否決によって退任を免れたアボット首相はテレビ放送された声明で、この問題は「すでに過去のものになった」と述べ、党内の「分裂と不確定さ」に終止符を打つよう訴えた。(c)AFP/Martin PARRY